生産アイテムの詳細
誰も使ったことのない技術や素材を服にする。PORTVELのイノベーティブな服づくり
ブルゾン、パンツ、シャツ、ジャケット等
縫製、二次加工、仕上げ、検品
導入事例
CASE
ジャケット、シャツ、パンツ、ブルゾン
共通の友人を介して以前から友人関係にあった営業の薗部さんに、「うちで作らないか」と声をかけていただいたのがシタテルさんとの最初の出会いです。ただ、当初は特に衣服の生産で問題を感じておらず、依頼する必要性に迫られていなかったため、実際にお仕事をお願いするまでしばらく時間が空きました。
シタテルへ連絡を取ったのは、アウターを作るにあたって工場を探していたときです。トライしたかった技術としてフラットシーマやシームテープがあったのですが、昨今のアウトドアブームなどで工場に空きがなかったことがきっかけです。結果として、工場との交渉にかなりの時間を取られていたことなど、これまで気づかずにいた潜在的な問題に気付くことができました。
一番の理由は、友人である薗部さんへの信頼感です。彼がアパレルで働いていたころから付き合いがあり、人間性やセンスはもちろん仕事ぶりも良く知っていましたから、彼が引き受けてくれるなら安心だと思いました。あとは、依頼する内容が複雑化するにつれ、工場によって品質や納期にばらつきが出始めていたところだったので、客観的な視点を持った第三者に一元管理してもらえば統制がとれて平均化につながるのではないかという期待もありましたね。
クオリティはすごく意識しているところなので、ファーストサンプルの品質を見たときは安心しました。資材投入までしてしまえば、面倒で時間がかかる交渉ごとは丸々引き取ってくれて非常に楽になることも実感できたので、今年は既に20型以上の大量発注をさせていただいています。今後は海外展開の拡大に伴ってよりタイトな納期での管理をお願いすることになると思いますが、引き続きお任せしていきたいですね。いずれはシタテルさんに生地の部分から企画として入ってもらったり、コラボレーションという形で一緒に新しいものづくりにチャレンジしたりできればいいなと思っています。
PORTVELのアイテムは、デイリーに活用できるファッショナブルさの中に、さまざまな機能を共存させるという試みを、寝袋やレジャーシートに使われる生地を使って実現している点に圧倒的な独自性があります。その独自性を理解し、質を保った量産を可能にしてくださったおかげで、より幅広い層に知ってもらえる可能性が広がりました。シタテルさんはアイデアの原石のようなものを見つける力にも長けていると思うので、「こんなのできるよ」というひらめきがあればぜひ教えていただきたいですね。