中国の縫製工場が生産管理のデジタル化を推進。 海外とのコミュニケーションがスムーズに
SUZHOU FENIXIMAGE FASHION CO., LTD
衣料品(ニット、カットソー、布、皮革)繊維および関連する小物の企画、製造、輸出入、卸売。
日本に営業拠点を構える、中国の繊維工場。
ブランドやメーカーの想いと職人が真摯に取り組むものづくりの生産現場をつなぐことを企業使命として、2004年に創業。
目的
- ニット製造におけるワークフローのデジタル化を推進する
- 生産管理と製造チームの情報を共有し、社内業務の効率化を目指す
結果
- お客様からの要望や業務の履歴を、システムの中で一元管理ができるので、関係者間の確認作業が楽になった
- クライアントとのコミュニケーションもクラウド上でできるため、情報共有の効率も上がった
- 使いやすく、すぐに業務効率の効果を実感できた
利用サービス
生産現場効率化の「鍵」は、情報をデジタル化して格納すること。お客様の最新情報を、いつでも・だれでも確認できるため、効率アップにつながり、ミスが削減
生産現場が混乱する主な原因は、製造に必要な「正確で最新の情報共有」ができないこと
弊社はニット製品の製造が主力の縫製工場です。
今回、日本からの製造依頼がきっかけで「sitateru CLOUD 生産支援」を導入して生産管理のデジタル化を進めました。
「sitateru CLOUD 生産支援」を導入する前は営業やクライアントからの指示は主にチャットやメールを使って、案件ごとに担当者が管理をしていましたが、以下の課題がありました。
1つ目は、営業からの指示が多いことに加え、情報の指示系統が複数に分散されていたため、依頼内容の時系列がわかりづらく、製造トラブルの原因になっていたことです。また、最終的に決定した仕様の特定に手間取っていました。
2つ目は、メール・チャットなどの連絡ツールを複数利用していたので、工場内の担当者が不明確になり確認に時間がかかっていたことです。
新しいシステム(ツール)を使うことに不安もあったが、実際の画面や動きを体験したところ「これなら使える」と直感的に感じた
現状の課題を解決するために、クライアントより「sitateru CLOUD 生産支援」を導入して生産管理の効率化を図る提案を受けました。
以前より弊社をはじめ中国のアパレル工場の製造現場では、メールやチャット、FAXを使ったやり取りが主流でしたので、新しいシステムを導入は正直不安でした。
しかし「sitateru CLOUD 生産支援」の説明を受け、さらにZoomを使ってシステムの使い方を実際に体験したところ、直感的に「これなら私たちでも使えそう」と思うと同時に、課題となっていたことが解決できそうな印象を持ちました。
実際に導入をした時は、現場のスタッフに戸惑いもありましたが、1~2週間くらいで慣れ、現在では問題なく使いこなしています。
「sitateru CLOUD 生産支援」を使用することで、従来の課題が解決
導入して一番よかった点は、システム内でアイテムごとに情報が集約されており、それを関係者がリアルタイムで共有できるところです。
品番を入力して検索すると、そのアイテムの最新の仕様書が確認できるようになったことは、生産現場にとって助かりますし、結果的に大きな効率化につながったと感じています。
やはりクラウドの一番のメリットは、業務毎に情報が整理・保存され、必要な時にほしい情報が簡単に検索できることだと思います。
このデータが蓄積していけば、以前製造したアイテムの増産や細かい仕様変更についても対応でき、ミス削減や業務効率化の実現など、大きな効果がでると期待しています。
また現場では、チャット機能を利用すれば履歴を残しながら情報の確認ができ、さらにその情報はいつでも誰でも閲覧できるので、確認作業や返事を待つロスタイムもなくなりました。ペーパーレスの便利さも実感しています。
デジタル化におけるさまざまな恩恵を受けると同時に、次の課題も見えてきた
「sitateru CLOUD 生産支援」を利用している業務では、以前感じていた課題も解決し、とても便利に利用していますが、システムの使いこなしや、さらに効率化を目指した課題も出てきています。
例えば、利用当初ダウンロード機能に時間がかかっておりストレスを感じていましたが、サーバーを香港に設置する対応をとってもらい、現在では、スムーズに利用できるようになったことや画面に表示される言語対応について、中国語に対応にしていただき、日本語がわからない他のスタッフにも使えるようになったり、現場の要望を優先して対応してくださいました。
このように導入後も、距離的な問題を感じさせないシタテルの迅速できめの細かいサポートのおかげで、使い勝手はよくなっており、業務においても効率化を実感しています。
現在、すべての案件を「sitateru CLOUD 生産支援」で行っているわけでないので、従来のやり方と併用して業務を行っています。しかし今回「sitateru CLOUD 生産支援」を利用し多くのメリットを実感できたので、新しい案件においてもシステム利用を増やしながら、 会社全体で活用していきたいです。
また、他のクライアントにも「sitateru CLOUD 生産支援」をつかった案件管理を提案していき、更に生産現場の効率化を進めていきたいと考えています。