ジル・サンダーでの経験を活かし、日本発のラグジュアリーブランドの確立に挑戦
HARUNOBU MURATA
HARUNOBUMURATAを運営するATRUM DESIGN代表/2010年渡伊。2012年秋冬ミラノコレクションにてデビューコレクションを発表。JOHN RICHMONDでのデザイナー勤務を経て2015年よりJIL SANDERデザイナー。2018年帰国し独立。
デザイナー
村田 晴信 様
目的
- ファーストコレクションの国内生産
- シームテープ圧着加工や難度の高い素材の縫製
結果
- 国内縫製ならではの緻密な仕上がりに満足
- 圧着加工や特殊な素材も依頼できた
利用サービス
シームテームや特殊な生地に対応ができる工場を探していた
しばらくイタリア・ミラノを拠点としていたため、実は日本の工場とのつながりはそう多くありませんでした。今回シームテープの圧着や、“カシミアデニム”という特殊な生地の縫製など、かなり技術を必要とするデザインもあったため、それを得意とする工場を探していました。またファーストコレクションなので、小ロットという制約もありました。
日本のブランド発信を高めるために、国内生産にこだわっていた
ミラノにいたときから日本の生地を使うこともあり、グローバルで見ても日本の技術力は高いと感じていました。ただ、日本は魅力的な生産背景があるにもかかわらず、ブランドとしての発信が全然できていません。だからこそ、日本発のラグジュアリーブランドを確立したいと考え、日本でのものづくりにこだわりたかったのです。
アイテムごとに、最適な工場で生産
やはり、日本の縫製は綺麗だなと改めて思いました。特殊な要件が必要なものも、「sitateru(シタテル)」でアイテムごとに最適な工場とマッチングしてくれました。例えば、“カシミアデニム”のアイテムは、カシミアという繊細で薄手の素材でありながら、デニムっぽくステッチが見える仕様にしたかったのですが、きちんとその要望を叶えてもらいました。
生産アイテムの詳細
コンセプト
日本発のラグジュアリーブランド
生産したアイテム
ボンディングトレンチコート、カシミアデニムパンツ
対応メニュー
縫製(国内)、二次加工、仕上げ、検品