事例

プラットフォームとして活用すれば ブランドビジネスの手法が変わる「期待できる仕組み」

株式会社アシードンクラウド

アパレルブランド運営

https://www.aseedoncloud.jp

代表 玉井 健太郎 様
三澤 淳 様 様

目的

  • 工場、メーカーとの連絡手段を統一して業務効率化を進めたい
  • システムから業界の様々な情報を得て、仕事に活かしたい

結果

  • 業務が効率的になってきた手応えを感じている
  • 今後さらに効率化を進めるため、クラウドに情報を集中させていきたい

利用サービス

「sitateru CLOUD」を使い仕事を集中的に管理することが効率化の大きな鍵

幼少期に創作した絵本が、ブランドクリエイティビティの原点

「ASEEDONCLOUD (アシードンクラウド)」と「Handwerker(ハンドベーカー)」の2つのブランドを運営しています。

「アシードンクラウド」というブランド名は、私が幼少期に書いた「くもにのったたね」と言う絵本のタイトルを英語表記にしたものです。

このブランドを立ち上げる前は、友人と別のブランドをしていました。

そこを離れて、一度洋服作りから距離をおこうと思っていたちょうどその時期に、ある社長からブランド立ち上げのお話を頂き、自分が大切にしたいことやフィーリングが合致したのでやらせて頂くことになりました。

その際、ものづくりのベースを一から見つめ直したのですが、初めて創作した絵本が自分の原点だったことに気が付きました。

ブランドコンセプトとしてのストーリー性や世界観など、全てがつながったため、その絵本のタイトルをそのまま英語表記にして、「アシードンクラウド」というブランド名にすることにしました。私の中で洋服というのは、生活に根ざした仕事着や作業服などが一番ナチュラルな存在です。原点である絵本の世界観同様に、アシードンクラウドの中でも架空の職業のユニフォームはどういう形になるかというコンセプトでデザイン制作をおこなっています。

もう一つのブランド「ハンドベーカー」は、ドイツ語で「職人」という意味で、普段の生活の中でオンとオフを切り替えられるユニフォーム的な服としてデザインしています。また、このブランドでは毎シーズン中に1型、誇りを持って素敵なお仕事をされている方々とユニフォームの作成も行っているのですが、そういう方々に個別にヒヤリングして、実際に着る方の声を活かしたディテールデザインに拘って制作することで、スタンダードから新しいものが生まれ、それがまたスタンダードになっていくというワークウェアの可能性も感じているブランドです。

クラウド上のプラットフォームに業界の皆がつながることで、煩雑な事務作業から開放される予感と期待

ファッション業界は、時代の先端というイメージがあり最新のテクノロジーを使っているように捉えられますが、実際の現場業務にはアナログな作業も多く、会社規模の大小に関わらずアイテム数が多いと、それだけ事務作業も煩雑になってきます。

そういった負荷を少しでも軽減することができ「同じフォーマットで皆が使えるものができたらいいな」という思いがずっとあったので、sitateru CLOUDを利用した時は、そのイメージに近い効率的な仕事ができそうだと感じました。

ここ10年で、紙ベースの資料や伝票などはだいぶ減ってきており、様々な形でデジタル化は進んでいると思います。とは言え、対人間のコミュニケーションになると、やはり電話や実際に会って話すことは必要ですし、そこは大事にしたいと思っています。

システムを使ったやりとりだけに限定しないで、他のコミュニケーションの方法と補完して長所を活かしながら使っていきたいと感じています。

8割の仕事をこのシステムで管理できるようになれば、大きな業務効率化を実現できる

サンプル出しから量産まで一通り使った感想としては、かなり実用的な仕組みだと思いました。ただ、新しい仕事のやり方なので、もう少し慣れる必要はあります。

都度、取引先とも改善内容を伝えながら進めていますので、作業自体のストレスは徐々に無くなってきています。

当初は、チャットを使ったコミュニケーションだけでは不安な部分もありましたが、顔合わせをオンラインツールなどで補完的に使っていますので、今は心配ありません。

これからも合理化できるものはできるだけ効率的に進め、その分感覚的な要求を伝える時間を大切にしたいと思っています。

現状、既存のやり方と併用しながら限られたアイテムから、sitateru CLOUDを使い始めています。
まだ効果は限定的ですが、全体の8割くらいを目安にシステム管理をすれば、業務が「かなり楽になる」という手応えは掴んでいます。

バージョンアップしていけば、間違いなく業務効率は上がる。
ただ、それ以上の付加価値も期待したくなるシステムです

sitateru CLOUDを使う仕事の数が増えてくれば、私達の会社だけではなく、工場や取引先を含めて仕事に関わる皆の業務が効率化されることは間違いないです。

またオペレーションに関しても、バージョンアップが早いので、日々使いやすくなってきていると感じています。現在は主に工場とのやり取りに使っていますが、生地の発注機能も追加されています(※)ので、そのような新しい使い方を取り入れながら、今後も積極的に使いこなしていきたいです。

この仕組みが業界共通のプラットフォームになっていけば、今まで知らなかった取引先とも知り合えますし、様々な繋がりも出てきて服飾業界全体の活性化につながっていくと思います。

現在、リモートワークや時差通勤など家で仕事をする機会が増えていますが、パソコンだけではなくスマートフォンでも作業の進捗管理が当たり前になれば、これからの働き方のスタイルにもいい影響を与えると思います。

※【補足説明】

シタテルでは、「生地・附属管理購入機能」を2020/8/18 リリースしています

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000041863.html

システムを通じての情報提供という新しい付加価値

私達は工場や生地メーカーに直接伺うことで得られる情報、例えば「この機械を使えばこんなことができる」など、デザインを制作する上で貴重な情報につながることがあります。イマジネーションを刺激され、アイデアが出てくるきっかけにもなりますので、そういった現場から得られる情報をとても大切にしています。

効率化の話とは少しずれるかも知れませんが、シタテルへの期待として、システムの中でそういった取引先の情報をビジュアル化して見せてくれる機能があればおもしろいと思います。

通勤時間などによく動画を見るのですが、そんな感覚で業界の情報や全国の工場の特徴などがわかれば、業務効率化だけではなく、我々のクリエイティブ作業をサポートしてもらえるとてもいいサービスになる気がしますし、新たなビジネスの企画が広がる可能性を感じます。

技術を持っていてもそれを伝える機会のない会社もたくさんありますので、全国のそういった会社を紹介し、システム内でつながっていく事が将来的に業界の活性化につながる仕組みにしていただきたいと思っています。

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