事例

「丁寧なものづくり」の考え方で共鳴、鞄と制服"それぞれの職人のこだわり”で完成した「とっておきのユニフォーム」

株式会社 土屋鞄製造所

オリジナルブランドでの皮革製品を中心としたランドセル、鞄・小物の企画・製作、及び販売

https://tsuchiya-kaban.jp

童具店・横浜店
店長 上田 大 様

目的

  • お客様へ、統一したブランドイメージをしっかりと発信する
  • ブランドイメージをスタッフ内で再認識し共有する

結果

  • 商品やショップのコンセプトを体現できるデザインになった
  • スタッフのモチベーションがあがり、ブランドに対する意識も強くなった

利用サービス

ブランドのイメージに近づけるため妥協せずにカスタマイズ。
コスパとオリジナリティーのバランスがとれたユニフォーム

初めてのユニフォーム制作を通して、「土屋鞄らしさ」というブランドイメージを社内だけではなくお客様とも共有できました

1965年創業、55年の歴史ある土屋鞄製造所。
「つくりに丈夫さを、佇まいに品格を」というコンセプトで、70代から20代の職人達が技術や感性を刺激し合いながら、一つ一つの製品を丁寧に作るランドセルや革鞄の会社です。

商品に込められた想いやブランドの世界観が、ご来店頂いたお客様にしっかりと届くように、お店作りや接客を心がけています。

ランドセル専門店である「童具店」の新調する前のユニフォームは、ランドセルが主役になるように、スタッフはシンプルな白シャツにサロンを巻くというドレスコードで運営をしていました。

今回、ユニフォームを新調した背景は2つあります。

1つ目は、ランドセルの購入は、一生に1度の思い出になる時間なので、ブランドの世界観を体験できる店舗の空間作り接客の統一感を大切にしてきましたが、やはりスタッフ個々の感性の違いで、シャツの着こなしなど、少しずつズレが生じてしまう問題がありました。

2つ目は、ランドセル専門店は主役のランドセルの色を際立たせようとすると、白シャツにエプロンといったスタイルが多くなります。シンプルだけど土屋鞄らしい制服を表現するのが大きな課題でした。

現場スタッフの「制服がほしい」という声にも後押しされ、課題解決のために、ユニフォーム制作が社内のプロジェクトとして、昨年(2019年)より開始しました。

対面してお話したら「ぜひ、この会社に制作をお願いしたい」と気持ちが高ぶりました

当初から、プロジェクトのチーム内で、デザインに関してのイメージのブレはありませんでした。それは、元々スタッフ達は土屋鞄にある種の「憧れ」を持って入社しているので、ブランドに対しては、経営者から末端のスタッフ一人ひとりまで、共通の認識があるからだと思います。

具体的には、丁寧に製造されたランドセルを販売するために「シンプル」で「洗練された」デザインというイメージです。あとは、どこの会社が「私達のイメージを具現化してくれるのか」というパートナー選びが大きなポイントとなりました。

ファッションブランドとのコラボレーションも検討しましたが、デザインのオリジナリティーを追求すると、価格面で折り合いがつかなくなったり、また価格面を重視するとデザインが一般的であったりと、なかなか納得のいくものは見つからず、パートナー選びは難航しました。

何十社と見ていたなかで、最終的に行き着いたのがシタテル様のWEBサイトでした。サイトの雰囲気から弊社のブランドイメージに近いものを感じましたし、ユニフォーム制作が初めての私達にも進行が「わかりやすく」表現されているので「ここなら良い提案をしてくれそう」と思ったことが、お声掛けさせてもらった一番の理由です。

また、既製の服をベースにして柔軟にカスタマイズをすることで、自分たちのイメージに合ったユニフォームが作れるところにも強い魅力を感じ、問い合わせたところ、この仕組みなら予算内でイメージに近いものができることがわかりました。社内では、この時点でシタテル様にお願いしようという雰囲気になっていましたね。

パートナー選定の決め手になったのは、シタテル様のオフィスに訪問した際、とても活気があり勢いと成長している会社のエネルギーを感じたからです。

何よりありがたかったことは、担当の方がファンと言っても差し支えないほど土屋鞄のことをよくご存知でいてくださり、安心して任せられると思ったことも理由のひとつとなりました。オンライン(メールなど)でやり取りをしていた時と比べて、実際にお会いし様々な提案を受けるうちに「ぜひ、この会社にお願いしたい!」と気持ちも高ぶりました。

制作の過程では「商品提案力」と「制作アドバイス力」の高さを感じました

色々と相談をしながら話を進めて「ショップコート」をユニフォームとして採用しました。シタテル様は、弊社が「何を大切にしているのか」「何を表現したいのか」をよく理解しており、その理解度は制作途中の提案の素晴らしさに現れていました。

例えば、スタッフが持ち歩くカタログがフィットするように、大きさをカスタマイズしたポケットや位置へのこだわりなど、デザインディテールです。また、そのポケットを「もっと目立たなくして欲しい」などの多くの私達のリクエストに対しても、納期やコストの制限を考慮しながら、完成まで気持ちよくナビゲートして頂いたことにはとても感謝しています。

素材は、スタッフにサンプルを着た感想などを聞きながら進めていきました。デザイン的にもシンプルでふわっとしている柔らかな印象なので、男女どちらにも合うと思いましたし、素材も、自宅で洗濯でき、シワになりにくい点が高評価でした。

スタッフ同士がユニフォーム着こなしの話題で盛り上がるなど、
社内のブランドに対する認識が再確認されました

今回、シタテル様にユニフォームをお願いしてよかったところを一言で言うと「バランス」です。

担当の方と「ものづくり」に対する考え方に、共感しながら情熱的に制作に取り組むことができましたし、また一方では、納期や価格を考慮しながら丁寧に制作進行をして頂けました。これら2つのバランスがとてもよかったと思います。特にこちらの様々な要求に応えながら、ランドセル販売の繁忙期の3月初旬に間に合わせて頂いた事は大変助かりました。スピード感を持ったプロの仕事ぶりを感じました。

実際に着用を開始し、店内の様子を見ていてひとつ気が付いたことがあります。それは、スタッフ同士でお互いの服装に対しての会話が多くなってきていることです。「このシャツは合っているか?」とか「ユニフォームの袖を折ったらかっこいい」など、着こなしのアレンジなど楽しみながら着用している光景が見られ、当初目的としていた「ブランドイメージをスタッフ内で再認識し共有する」ということが結果として現れていることを感じます。

もちろんお客様の評判も良く、会話の中にも「おしゃれですね」などの言葉を頂き、さらにスタッフの気持ちも上がるという好循環を生んでいます。今回制作に関わらせて頂いた私自身も、新しいユニフォームに袖を通しお店に立つと、モチベーションが上がり「ワクワク」して接客に力が入るのを感じます。

当初ユニフォーム制作を通じて目指していた「ブランドイメージの再確認と土屋鞄らしさを表現する」という課題も、プロジェクトチームが中心になって積み上げてきた制作過程や、店頭にユニフォーム着て接客しているスタッフの姿を見ると、解決され体現できていると実感します。

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