sitateru

導入事例

CASE

事例一覧へ戻る

リブランディングの一環として取り組んだユニフォーム制作は 30周年の新しい『挑戦』となりました

西鉄エアサービス株式会社

・旅客サービス業務
・ステーションオペレーション業務
・ランプハンドリング業務
・貨物ハンドリング業務
・人材派遣業
・教育・研修事業
・アウトソーシング事業
・清掃業

九州(北九州・福岡・佐賀・熊本・宮崎)、中国(山口宇部)、四国(松山)、北海道(新千歳)、国内8空港所(国内線・国際線)にて、航空会社から委託を受けハンドリング業務を行う。

主な業務は、航空機を利用になるお客さまを対象とする「旅客サービス」、航空機の離発着作業の管理を行う「ステーションオペレーション」、機体の誘導・手荷物運搬などを行う「ランプハンドリング」、航空貨物の運搬を行う「貨物ハンドリング」などの空港業務全般。
https://nnr-airservice.jp

(画像左より)
空港事業本部 企画管理部 マネージャー 田中 淳二 様
総務部 チーフマネージャー 三浦 佐紀子 様
空港事業本部 企画管理部 主任 杉田 一美 様

目的

  • リブランディングの一環として、新しいブランドを象徴するユニフォームにしたい
  • 優秀な人材確保のためPR効果を狙うツールとして利用したい
  • 従来の方法にとらわれない、新しいプロセスで制作をしたい
  • ネームバリューのあるブランドとコラボレーションしたい

結果

  • 「デザイン」「機能」とも、満足のいく仕上がりになった
  • 座談会の開催など新しい制作プロセスにより、社員の要望にも応えられた
  • アパレルブランドの「ナノ・ユニバース」とコラボレーションしたことで、「新しいデザイン」と「話題性」が採用活動にも期待できる

生産したアイテム

※すべてフルオーダーで制作※ 【旅客女性】 ・ジャケット・スカート・パンツ・ワンピース・ブラウス・コート・スカーフ 【旅客男性】 ・ジャケット・パンツ・ベスト・シャツ・ネクタイ・ネクタイピン 【搭載担当・男女共用】 ・オールインワン(つなぎ)・ブルゾン・ベスト・安全ベスト・コート・レインコート・キャップ

アパレルブランドとコラボレーションするという新しい『挑戦』で、話題性・デザイン性・機能性をとことん追求した空港スタッフのオリジナルユニフォーム

class=

30周年におけるリブランディングのメイン施策としてユニフォームリニューアルへ

ユニフォームは仕事着であると同時に「私は西鉄エアサービスの社員です」というメッセージを発信するもので、それは昔も今も変わっていません。

現在の旅客担当ユニフォーム(※)は、業務拡大に対応して短い期間で制作したもので、社員にとって充分満足のいくものではなかったかも知れません。

※2015年から使用。2021年3月27日より新ユニフォーム着用

前回の制作を反省するとともに、今回はコンセプト作りからしっかりと時間をかけ、30周年の事業としてブランドを象徴するもの、そして「自分たちが本当に作りたいユニフォーム」を作ることに決めました。

※画像左より : 代表取締役社長 木津 勇治様 、 総務部チーフマネージャー 三浦 佐紀子様 、 空港事業本部 企画管理部マネージャー 田中 淳二様 

ビジネス戦略の一環として、話題性のあるユニフォームづくりを目指す

創立30周年に向けて、「西鉄エアサービスのオリジナリティを出して、会社を一つにまとめていこう」という大きな目標を決めました。

タグラインには『挑戦の風を、西から。』を掲げ、新しいブランディングが始まりました。

当社は空港運営業務という事業の特性上、組織も人も「対応力」が必要になります。そこで、当社が最も大切にしているのは「人財」です。

ここ数年、採用や人財育成には特に力を入れており、今回のユニフォームのリニューアルは優秀な人材を確保するためのツールとしてビジネス戦略の一環と捉えています。

またこの業界は、ユニフォームに憧れをもって応募してくるケースも多いので、「採用活動へのPR効果」も大きな目的としており、そのデザインはとても重要だと考えています。そのため話題性にこだわり制作しました。

スタートアップらしい自由な発想だからこそ実現した、従来の方法にとらわれない制作プロセス

シタテルを知ったきっかけは、福岡のローカルテレビでした。その番組に西鉄エアサービスが取り上げられており、その翌月にシタテルが出ていたのをたまたま見たことがきっかけです。

話を聞いてみると、ITの仕組みを使い国内外の工場をネットワークするなど、繊維業界の中でおもしろい取り組みをしており、「新しい発想をしている会社と組みたい」と考えていたため、大変興味を持ちました。

既存の取引先がいる中で、シタテルに決めた最大の理由は、「大手の会社にはない自由な発想で、私たちの意向に応えてくれる」と思ったからです。

スタートアップ企業でしたが、実績や経験、技術においても問題ないと判断しました。

また、デザイン制作における会社の選定においても、大手の制服メーカーでは「ナノ・ユニバース」のような会社を提案してくれる自由度はなかったと思います。コラボレーション先を確定するにあたり、プロジェクトチーム内ではさまざまな議論を重ねました。

最終的に「ナノ・ユニバース」に決定した決め手は、ブランドの認知度やデザイン性はもちろんですが、他の会社とコラボレーションしたことがない点でした。「今回の取り組みがお互いに初めてである」ということは、プロジェクトの基本的な考え方である『挑戦』にぴったりと合い、同じモチベーションで取り組めると思いました。

『挑戦』と言うキーワードに共鳴した西鉄エアサービスさんのユニフォーム作りは、
新鮮で刺激的なデザインワークとなりました

class=

ナノ・ユニバース  http://www.nanouniverse.jp
(右) 企画室 マネージャー 安藤 大輔氏 、 (左) 企画室 チーフ 堀江 沙耶香氏

ナノ・ユニバースは、メンズ・ウィメンズのセレクトショップという表現が一番シンプルですが、他との大きな違いは、買付けだけではなくナノ・ユニバースのオリジナル商品を作り、ブランディングをしているところです。そこが当社の強みであり特徴です。

今回のプロジェクトにあたり、木津社長からの「デザインはすべてナノさんにお任せします」という言葉の重みを噛み締めながら、中途半端なものは作れないという思いで、空港の現場に伺いヒアリングを重ねて取り組みました。結果として、さまざまなデザインのアイデアを取り入れたナノ・ユニバースらしさが出たユニフォームになり、期待に応えられたと思っています。(安藤氏)

『挑戦の風を、西から。』というタグラインにインパクトを受けました。機能の制約がある中、普段のデザインアプローチとは違う方法で「ナノ・ユニバースがこの仕事をやる意味」を常に考えながら、他の企業とは違うデザイン的なアプローチ、着こなしやシルエットなど私たちのものづくりを活かしながら、手探りでデザインワークを進めました。(堀江氏)

「機能」と「デザイン」のスリリングなせめぎ合いは
新しい発想でこの仕事に取り組むデザイナーとしての『挑戦』でした

当初『デザイン的な挑戦』をどこまで受け止めてくれるのか、ということは未知数でした。一般的に空港で旅客を担当するユニフォームは大人っぽいデザインが多く見られます。

しかし私たちはそのイメージを変えて、若い方でも無理をせずに楽しんで着てもらえる「柔らかいデザイン」を目指し、旅客担当女性向けに「ベージュカラー」を提案しました。

空港のユニフォームでは、あまり見られないカラーです。エレガントですし、誰が着ても似合うカラーですが、汚れが目立つという課題もあります。

企業としての品格や、イメージをわかりやすく表現するために、濃いめのカラーやコーポレートカラーをユニフォームに採用する企業が多い中、今回は既成概念にとらわれることなく「ベージュカラー」でNishiAirブランドの再構築に『挑戦』をしました。

ある程度予想はしていましたが、最初は受け入れていただくことはできませんでした。その後何度かお話させていただく中で、「サンプルを見て判断する」ということになり、濃いめのカラーと比較した結果ベージュカラーが採用になりました。

旅客担当男性のデザインは、ナノらしいラインが出ているシルエットにベースカラーはグレーを採用しました。

これは、旅客担当女性のベージュカラーと組み合わせた時にお互いの色を支え合う色に設計しています。同じ配色にしてしまうとメリハリがなくなりますし、この色の組み合わせにより、並んだときにお互いを引き立てる効果も出ます。また、女性の袖を折り返したところには旅客担当男性のグレーをあしらっており、同じチームである「つながり」が演出され、響き合うようなデザインになっています。(堀江氏)

搭載担当のユニフォームにおいては、途中からデザインの方針を変えました。JIS規格に「厳格に準拠して」デザインを行うことにしたのです。

素材や視認性が求められる反射板の色・幅・位置など、規格のさまざまなルールに則った上で、どこまで「おしゃれ」なユニフォームが作れるかという『挑戦』をしました。

ここまでJIS規格にこだわった理由は、もう一つあります。
それは少しでも長く愛用していただきたいという強い気持ちです。

この先JISの基準が改正されたとしても、今回要件を完全にクリアすることで、対応できると考えました。

また、デザイン的には、NishiAirのプライドを大きく発信してほしいという願いを込めて背中にロゴマークを大きく扱い、また襟元にも他社には見られないワンポイントのロゴをあしらいました。ここは私たちのこだわりで、ナノ・ユニバースらしいファッション性を感じてもらいたいという気持ちを込めました。(安藤氏)

  

今回のユニフォーム制作は、現場の課題を一つずつデザインで解決していくことでさらにクオリティも上がっていくという、よい循環が生まれたと感じています。

普段の仕事では、不特定多数のお客様に対して、「こうであろう」と予測してデザインを行いますが、今回は実際に着用するスタッフのニーズが全てとなるため、試着会を行うなど最終的な調整を何度も行いました。それはまさに、西鉄エアサービスさん・シタテルさん、そして私達のチームとして『挑戦』したプロジェクトの結果だったと思います。(安藤氏・堀江氏)

座談会やアンケートを実施し、デザイン、機能とも納得いくまで『挑戦』したユニフォーム制作。
誇りを持って着用してほしい

代表取締役社長 木津 勇治 様

アパレルとのコラボレーションにおいては、海外でもビジネス展開を行っているブランドなど検討しましたが、先方の「ブランド」に乗っかっているイメージになり『挑戦』という考え方が若干弱まるのではないかという判断をしました。

最終的にはナノ・ユニバースとお互い初めての『挑戦』をして新しいものを作っていくという選択をして本当によかったと思っています。

また、シタテルからの提案で実現した各事業所で実施した、座談会や全従業員向け(本部・現場スタッフ)アンケートにおいては、ユニフォーム制作のために現場の意見を数多く集めることができただけではなく、新しいブランディングに対して社員の参画意識も向上して大きな効果があったと思っています。

もちろん、できあがったユニフォームには、社員の意見がしっかり反映されていました。

それは、試作を重ね、私たちの要望を根気よく受け止めて形にしていただいた、ナノ・ユニバースとシタテルのサポートのおかげだと思っており、仕上がりには大変満足しております。

完成したユニフォームは、働く姿を見た周囲の方々が評価することだと思っていますが、社員一人ひとりが新しいユニフォームを着た時に『ときめき』を感じ、その時からプロフェッショナルとしての誇りと責任を持って働いてもらいたいと思います。

そしてデザインや機能、工程に至るまで多くの『挑戦』をしながら制作した新しいユニフォームが、西鉄エアサービスの新しい会社の顔になり、新しいブランドが形成されていくことを期待しています。

西鉄エアサービスは、1991年3月27日より営業開始のため、新しいユニフォーム着用は、2021年3月27日(30周年記念日)より着用開始となります。
また、新しいユニフォーム着用空港所は、以下の通りです。

●旅客サービス : 福岡(国際線)・佐賀・新千歳(国際線)
●グランドハンドリング : 北九州、福岡(国際線)、佐賀、熊本、宮崎、山口宇部、松山

class=