事例

オフトラベルでの顧客体験もデザイン。「出張バテ」と戦うテクノロジーを集結したオリジナルスーツを開発

株式会社スターフライヤー

Mother Cometは空を飛びながら何万個もの光輝く流星群を生み出す。


同じようにSTAR FLYERは快適なフライトと共にお客様の夢や希望に輝きを与える。ライト兄弟が生み出した航空産業の情熱と哲学を今なお受け継ぎ、無償の愛から喚起されるホスピタリティをお客様に提供する。


お客様が輝くための移動体であること

お客様が輝くための宿であること

お客様が輝くためのホスピタリティであること


~blaze through the world like a comet~

彗星のように、輝きを生み出し世界を駆け巡る航空会社、STAR FLYER。

営業本部 マーケティング部 営業推進課
岡田 治子 様

目的

  • ブランディングコンセプト「スマートラグジュアリー」をテーマとした顧客体験の施策を設計したい
  • オフトラベルでの、新しい顧客接点を作りたい

結果

  • 素材から自然発生する遠赤外線で体を芯から温めるメディカーボン(植物性炭素繊維素材)やストレッチ素材を使い、飛行機での疲れを軽減する工夫を凝らした機能性を搭載
  • デザイナーズブランド「junhashimoto」とのコラボレーションにより、機能性もありながらクラシックなスーツらしいデザイン性を担保
  • スーツという接点によって飛行機以外の場所でもブランドの世界観を伝えることができた

利用サービス

「出張バテ」と戦うテクノロジーを集結した、スターフライヤーのオリジナルスーツ

「飛行機移動を含む『その日1日』を快適に過ごしてもらえる方法はないか」から始まった企画

これまで10年にわたって機内での快適性を追求してきたスターフライヤーですが、高いパフォーマンスが求められるビジネスパーソンの出張において、長時間気圧などの外的要因による疲れを少しでも軽減できないかと苦心していました。

快適さを追求する中でも機内の設備的なところには、他社さん含めていろんな工夫をされてます。そこで、飛行機に乗っている時間だけではなく、それ以外も含めて快適に過ごしていただく方法はないかという視点に切り替えてみたんです。

飛行機移動を含む『その日1日』を快適に過ごしてもらえる方法はないかと考えた結果、たどり着いたのが今回のスーツです。

スターフライヤーの追求してきた快適性、ノウハウやデザインをスーツに

機能性を追求したスーツはすでにスーツ大手を含めて各社が挑戦しています。スターフライヤーがやるからには、これまで私たちが追求してきた快適性を実現するためのノウハウやデザイン性を最大限に生かす必要がありました。

そこで博報堂にコミュニケーションの設計を依頼。医学博士監修のもとで仮説に基づき快適性の検証を行い、その後の服や素材への落とし込みとデザインのディレクションをsitateruにお願いしようということになりました。

sitateruではデザイナーズブランドの「junhashimoto」を紹介いただき、デザインから販売までのパートナーとなっていただきました。

「出張バテ」を軽減する様々な技術を搭載したオリジナルスーツ「+FLOW」

長時間同じ姿勢でいるため血流が悪くなるという課題を解決するため、メディカーボンという素材を使用することにしました。また、素材にはストレッチ性が高くシワになりにくいjunhashimotoの『SOFT MATTE TECH』という素材を使ったり、立体的な切り替えにしたりと工夫を様々凝らしていただき、「出張バテ」を軽減する様々な技術を搭載してもらいました。

またビジネスアスリートの方は、スペックに感度が高くかつファッショナブルな方も多いです。そのため、機能性はきちんと搭載しながらもスーツとしてのデザイン性もこだわってもらいました。

サンプルを社員に羽織ってもらったところ、ジャケット一枚で全く違った雰囲気になり、本人もとても嬉しそうで、まさに「輝く人」を体現していました。衣服にはそういった力があるのだと思いました。

スーツによって、飛行機以外のオフトラベルでもコミュニケーションが実現

今回の取り組みを経てが感じた成果の一つが顧客接点の拡大でした。これまでだと、飛行機に乗ることでしか顧客と出合えなかったのですが、スーツという接点によって飛行機以外のオフトラベルでもブランドらしさを伝えることができました。

飛行機に乗る回数よりもスーツを着ている回数の方が多いはずです。だからこそ、乗る前からスターフライヤーに愛着があるという状態が作れていれば、飛行機搭乗の機会があったときには選んでいただけるかもしれない。愛着の醸成が、通常のコミュニケーション範囲の手前からできるようになりました。

普段とは別の部分で顧客接点が持てたことは、会社としても新しい取り組みでした。

詳細・購入はこちら
https://www.starflyer.jp/campaign/2019/plusflow/
(コメント引用元:2019年6月13日 宣伝会議 ブランドコミュニケーションセミナー https://www.sendenkaigi.com/event/sitateru1906/)

  • Twitterアイコン
  • Facebookアイコン
事例TOPに戻る