お知らせ

【プレスリリース】「sitateru CLOUD」で最適な縫製工場を見つけ、ブランドの拡大に合わせた体制構築を実現

シタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野秀和、以下、シタテル)は、衣服・ライフスタイル産業が抱える社会課題を解決するクラウドサービス「sitateru CLOUD」を通し、合同会社スレッドルーツ(本社:京都府京都市、代表:三谷 武)が展開する「MITTAN(ミッタン)」の生産体制の効率化を支援いたしました。

▼事例詳細
https://sitateru.com/case/mittan

■sitateru CLOUDの導入背景

「MITTAN」は「現代の民族衣装」をブランドデザインの軸に置いて展開しているファッションブランドです。設立当初よりファストファッションに対する問題意識を持ち、同じファッション業としてどのように解決し、社会に問いかけるべきなのかを模索しながら運営を行っています。

その取り組みのひとつとして「MITTAN」では、消費者から自社製品を買取り、修繕・再生し、再び流通させており、短サイクル消費や大量廃棄を前提とした問題の解決に取り組んでいます。

ブランドの拡大に合わせて生産するアイテム数も増加し、取引している工場だけではキャパシティが限界を迎えていたため、新たに取引する工場を探す必要が出てきました。ブランドに対して共感し、確かな技術力で支えてもらえる工場を自分たちで見つけ、取引を開始させることは難しいと考え、「sitateru CLOUD」の利用を開始しました。

■sitateru CLOUDの活用方法

「sitateru CLOUD」の導入後は新たに取引できる工場が見つかるだけではなく、生産管理をクラウド上で行うことで予期していなかったメリットがうまれました。

それは社内のコミュニケーションがより円滑化されたことです。工場とのやり取りはもちろんクラウド上で行われますが、企画やデザイン部門のメンバーも、クラウド上で進捗状況をリアルタイムに確認できるため、企画意図やデザインのこだわりなどを、サンプルに反映しやすくなりました。

生産管理情報をプロジェクトに関わるメンバーと共有できることで、製品のクオリティを今まで以上に高めるフローができました。

このように「sitateru CLOUD」を活用することで、ブランドのフェーズに合わせた効率的な生産体制を構築することが可能です。

■合同会社スレッドルーツ 三谷 武様のコメント

私たちが希望している工場とマッチする確率が高いのは、ブランドの考え方や求める技術についてシタテルの担当者が理解し、その上で最適な工場を紹介してもらえるからです。

弊社のアイテムの多くは、「縫製後の製品染め」の手法で制作されています。そのため、きれいに染めるために「綿糸」を使って縫製をお願いするのですが、化学繊維の糸より切れやすく縫製には時間もかかり、高い技術が必要となります。

このような弊社ならではのこだわった要望に対しても、内容を理解して最適な工場を紹介していただけるシタテルは、生産管理のシステムを提供しているだけでなく、重要なパートナーだと考えています。

今では紹介してもらった工場から「『MITTAN』の製品を縫うことにやりがいを感じる」と言ってくださる工場も出てきており、本当にうれしく思っています。

服が大量に流通し早いサイクルで消費されている状況の中で、私たちは新たに服を生産するという仕事をしています。このような現状だからこそ、服と人との関係性を長く続けていきたいという想いを強く持っています。服作りに対して自分たちが納得できる「意味」を見出しながら、今後も取り組んでいきたいと思っています。

▼事例詳細
https://sitateru.com/case/mittan