お知らせ

ジェンダー・エイジレスが特徴的なブランド『ATHA(アタ)』にて、衣服・ライフスタイル産業のサプライチェーンを支援する「sitateru CLOUD 生産支援」を導入

~業界課題の解決からバックオフィス業務の効率化まで網羅的に支援~

衣服・ライフスタイル産業が抱える社会的課題をクラウドサービス「sitateru CLOUD」で解決するシタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野秀和、以下シタテル)は、洋傘やレインウェアの老舗である株式会社アセント(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:多田利幸、以下アセント)の地方や個人ショップ向けのブランド「ATHA(アタ)」にて、衣服・ライフスタイル産業のサプライチェーンを支援する「sitateru CLOUD 生産支援」を導入したことをお知らせいたします。

『ATHA(アタ)』は、洋傘やレインウェアの老舗企業アセントの新しい挑戦として、地方や個人ショップ向けに立ち上がったブランドです。アセントがこれまで培ってきたブランドの企画から生産・販売までの多くの知見をもとに、「ワンサイズ」「ジェンダーレス」をコンセプトに掲げるブランドとして生まれました。『ATHA(アタ)』はすべてのデザインがワンサイズのため、シンプルな生産工程で進めることができることがメリットであり、それ故に生産管理のデジタル化を意識することはありませんでしたが、今回の2021年春夏コレクションの新作においては、衣服・ライフスタイル産業のサプライチェーンを支援する「sitateru CLOUD 生産支援」の導入を決定しました。

「sitateru CLOUD 生産支援」の導入を決めた3つの理由と成果

1. 新規取引先工場の拡充

2021年春夏コレクションの新商品にデニム素材を採用したため、既存工場や資材業者では対応ができず、新しい取引先を見つける必要がありました。「sitateru CLOUD 生産支援」は既にシステムを利用している工場や資材業者と新規でありながらもすぐに取引を開始することができるため、アイテム制作に合った新しい取引先を一から自分たちで探す必要がなく、大幅に業務が効率化されました。

2. コンシェルジュサポート

自社の仕事のやり方や目指すクオリティ、制作したいアイテムに合った工場をシタテルの「コンシェルジュ」が紹介してくれることはメリットでした。システムを提供するだけでなく、ブランドの立ち上げ時にシタテルの担当者がコンシェルジェのように伴走してくれることは、非常に安心できました。

3. オンライン対応可能なシステム

新型コロナウイルス感染症の影響で、工場に出向いてリアルの場で打ち合わせることが難しい状況が続いています。これまで新しい工場と取引をはじめる際、技術や体制などを直接現場で確認してから取引を開始するか否かを判断していましたが、今回は状況的にそれが叶わなかったこともあり、オンラインで対応できることはコロナ禍において「sitateru CLOUD 生産支援」を導入するきっかけとなりました。

「sitateru CLOUD 生産支援」は、こちらからの情報が伝わっているかをいつでも確認できる機能やメッセージが届いた際のアラート機能などもあり、見落としや確認漏れなどによるヒューマンエラーの防止に役立ちました。また、複数案件が進行している中でもアイテムごとに最新の情報が工場と共有できる点は、スケジュール管理に非常に有効でした。他にも工場や生地・副資材など複数の取引先への支払いが自動集計で一本化されるため、これまではそれほど意識していなかった事務処理などのバックオフィス業務が大きく効率化できたことも、「sitateru CLOUD 生産支援」の導入で改善されたことのひとつです。

生産管理部門や担当を選任で持たない少数精鋭で運営している小規模なブランドにとっては、使い勝手の良い、便利なシステムであることを実感しました。従来の生産過程における工場や資材探しにおける課題が解決できただけでなく、衣服制作に付随する経理業務の効率化やオンライン展示会の機能までもクラウド上で完結できることは、非常に大きなメリットとなります。

今後もシタテルでは、デザイナーズブランドなどをはじめとした数多くのアパレル事業者に対し「sitateru CLOUD 生産支援」の導入を推進し、アパレル業務の効率化による生産性の向上やコスト削減、不足工場の拡充・新規取引の開始など、あらゆる面から衣服・ライフスタイル産業のサプライチェーンを支援し、産業全体の構造改革を実現してまいります。