導入事例

CASE

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中日新聞社の資産である写真データの有効活用は、アパレルという商品を手間をかけずにワンストップで制作・販売できる「sitateru CLOUD 販売支援」が不可欠でした

株式会社中日新聞社

日刊新聞(中日新聞、東京新聞、北陸中日新聞、日刊県民福井、中日スポーツ、東京中日スポーツ)
書籍の発行、各種事業、中日文化センターの運営事業

https://www.chunichi.co.jp

広告局ビジネス開発部 ドラゴンズグッズ開発チーム 末永 響子 様
中日スポーツ総局 整理部 記者 木下 直哉 様
※所属部署は取材当時のものです

目的

  • 自社の資産である写真データを有効活用する
  • 新しいファン層を開拓する
  • sitateru CLOUD販売支援を導入することで、グッズ制作企画の運用(販売・製造〜配送)の効率化をはかる

結果

  • 写真データを活用した商材を開発することができた
  • 企画運営の効率化ができ、サービスを継続的に続けることが可能になった
  • 企画の相乗効果でSNSの登録者が伸び、ファンとの新たな結びつきが生まれた

生産したアイテム

・Tシャツ ・パーカー

中日ドラゴンズファンとの結びつきを強化し新たなファン獲得するため、SNSで人気投票をおこない制作する限定ウェア

ドラゴンズファンとの新しい接点が生まれる企画を、新聞社の視点で模索していた

中日新聞社では、新聞社が持っている資産をビジネスに有効活用する方法を模索していました。

今回の企画は、広告局ビジネス開発部が中心となり中日ドラゴンズ選手の写真を活用して、SNSを運営している部署と連携し実行しました。

従来ドラゴンズファン向けのグッズは、主に選手のユニフォームレプリカやタオル、メガホンなどコアなファン向けの「応援グッズ」などが中心でした。

そこで従来とは異なるライトなファン向けの商品を増やそうと、新聞社がドラゴンズグッズの企画に取り組むことになり、新聞社としてのつながりを生かした地元企業とのコラボレーションなど、今までにはない視点の商品が生まれていました。

これまで地元のメーカーとタイアップして開発した、ドラゴンズのキャラクターをパッケージに使った「どあら茶」「どあら酒」などがあります。

SNSなどの新しいメディアを使い、新聞社のコンテンツ資産を有効活用する方法

中日新聞社の持っているコンテンツ資産のひとつに、中日ドラゴンズ球団の選手写真があります。

ドラゴンズ選手の写真は中日新聞本社のカメラマンが撮影しており、中日スポーツを中心としたメディアで使用しています。

しかし新聞掲載はスペースの関係でごく一部に限られ、普段あまり見られないような選手のリラックスした姿や、練習中の表情豊かなシーンなど多くの写真は未公開となり利用されることはめったにありませんでした。

それらの写真を2〜3年前より、Instagram(以下、インスタグラム)で公開するようになりました。

ネット上には紙面のような制限がないため、多くの写真をアップすることができ、現在ではすでに4700枚以上の選手写真を公開。ファンにも浸透してきました。

印象的なシーンの写真には多くの「いいね」も集まるようになり、比較的年齢層の高いスポーツ新聞の購読者以外にも、若いファンとの接点も広がってきました。初めてインスタグラムをやりましたという野球少年から、選手本人までフォロワーの層は幅広く、スター選手のホームランのシーンなどには1万以上の「いいね」をもらい、SNS活用には大きな手応えを感じています。

1ヶ月間でもっとも「いいね」がついた写真を使いTシャツを制作するというファン参加型の企画

「あの一瞬を着る。その喜びを胸に。」というキャッチコピーではじめた『中日スポーツ Instagram いいね企画』は、インスタグラムにアップした選手写真の中で、1ヶ月間「いいね」数が一番の多かった写真を、Tシャツやパーカーにプリントして販売するというオリジナル企画です。

タイムラグや掲載スペースの問題がある新聞媒体ではできないネットならではの企画ですし、双方向のコミュニケーションがリアルタイムで行えることはSNSを利用した企画の最大のメリットだと考えます。

「ファンが選ぶ写真」がTシャツやパーカーになるという企画は、あらかじめ制作されたグッズを購入するよりもイベント参加型の楽しみもありますし、なによりも「お気に入りの選手の、あの時の瞬間」の写真を手元に残したいというファンの熱い思いに応えられることが、大きなファンサービスになっていると思っています。

インスタグラムがグッズ制作と連動する効果もあり、ファロワー数も飛躍的に伸ばすことができ、現在では4万人を超えました。

「sitateru CLOUD販売支援」を利用した結果、企画実行の労力が10分の1に

今回のSNSを活用したファンコミュニティ企画を始める前に「ダイジェストTシャツ」という企画のベースとなるものがありました。
その時は、Tシャツの製造以外はすべて自社で運営しており、ホームページ上に特設サイトを作りファンに投票をしてもらう、というものでした。

デザインや制作、販売における物流など、ほぼすべての業務を自分たちで行っていたので、年2回の実施しかできませんでした。ファンの皆さんと双方向のコミュニケーションが実現できる企画だったので、継続したいという思いはありましたが、手間とコストをかけている割には思ったほど販売数も伸びないという課題もありました。

そんな時、偶然シタテルを知りました。「sitateru CLOUD販売支援」を使えば、企画・デザイン、製造やECサイトの構築、さらには受発注まですべてワンストップでお任せできるという説明を受け、このサービスを使えば、企画の運用が圧倒的に楽になることは、今までの経験からすぐにピンときました。

次に、ファンからの投票はインスタグラムを活用することを考えました。

元々多くの写真をインスタグラムにアップしていたので、そこにファン投票という形で「いいね」をしてもらい、1ヶ月間のいいね数が多い画像が確定したあとは、シタテルにお任せできるという仕組みが簡単に構築できました。

感覚値となりますが、すべて自分たちが実施していたときと比べて、10分の1くらいの労力で実施できるようになったと思います。

おかげで、半年に1回しかできなかった企画を毎月実施することができるようになりました。

また、運用が楽になったことで、デザインに合わせて素材のバリエーションを変えるなどの新しい企画を考える余裕も生まれました。

SNSを利用することで新しいファン層を獲得できただけでなく、ファンとの結びつきが強くなることを実感

この企画の大きな効果は、SNSを利用する若い世代、特に女性との接点ができたことです。

実際に今回の企画における購買層の中心は30~40代で、その4割が女性でした。

従来のスポーツ新聞の読者層である40~50代の男性とは異なるファン層に訴求できたと思っています。

また、スター選手がこの企画で制作したパーカーを自ら購入して、ブログにアップしたことで、その姿をみた大勢のファンが商品を購入するなど、ファンとの結びつきも実感することができました。

コロナ禍で球場へ足を運んでいただく機会も少なくなり、球団とファンをつなぐための施策の重要性が高まる中、今回の企画はとても有意義なものとなりました。単なるSNSを通じた情報発信に留まらず、球団のオリジナルグッズに結びつけることで新たな可能性が開けたと考えています。

当初の目的であった新聞社の資産である写真データを活用する目的も達成できました。

私たちは企画を考えるだけで、製造から販売、物流まですべてお任せできました

SNSによるファンコミュニティを活用した衣服生産というこの企画が軌道に乗ったのは、やはりシタテルの生産販売スキームのおかげだと思っています。

私たちはファンとの窓口であるSNSを利用して、企画内容を告知するだけで、ECサイトによる販売、商品のデザインや製造、物流に至るバックヤード業務まで、すべてをサポートしていただき大変助かりました。

もちろん在庫リスクもありません。

またシステムの利用だけではなく、デザインや素材に関することなどプロの立場でアドバイスもいただきとても参考になりました。

このように新聞社の資産である写真データを活用し、アパレルという商品を手間をかけずに展開できる「sitateru CLOUD販売支援」は、私たちにとって資産の有効活用するための欠かせないサービスになりました。

おかげさまで今シーズンもこの企画を継続させていただいており、ファンとの距離を縮めるだけでなく、新しいファン獲得のための施策となってくれることを期待しています。