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【プレスリリース】「sitateru CLOUD」が Forbes JAPAN×ヘラルボニー×三星毛糸の コラボシャツ生産を支援〜多数の関係各所とのコミュニケーションを「sitateru CLOUD」でデジタル化〜

シタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野秀和、以下シタテル)は、衣服・ライフスタイル産業が抱える社会課題を解決するクラウドサービス「sitateru CLOUD」を通し、グローバルビジネス誌『Forbes JAPAN』(リンクタイズ株式会社、本社:東京都港区、取締役社長:角田勇太郎、以下『Forbes JAPAN』)と、株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:松田崇弥、以下ヘラルボニー)、三星毛糸株式会社(本社:岐阜県羽鳥市、代表者:岩田真吾、以下三星毛糸)がコラボレーションして制作した「スーパーメリノアートシャツ」の生産を支援いたしました。

■スーパーメリノアートシャツ生産の背景
今回のコラボシャツは、Forbes JAPANが「スモール・ジャイアンツ」プロジェクトで”未来を切り開く、日本が誇る小さな大企業”を探すなかで、ヘラルボニーと三星毛糸に声をかけ実現しました。
「異彩を、放て。」をミッションに、全国の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に商品化を手がけるブランド「HERALBONY」と、「人と素材の素敵な関係」を目指し、尾州ウール産地で135年の歴史を紡ぐテキスタイルメーカー三星毛糸がタッグを組み、最高級ウール100%の天然素材を使い、機能面もデザイン面も兼ね備えたシャツを生み出しました。

■スーパーメリノアートシャツの特徴

・生地
生地は、三星毛糸の最上級メリノウール「SUPER140s」が使用されており、色はBlackとWhiteの2色、サイズはS、M、Lで展開されています。上品な艶感がありながら、シャツ特有のパリッと感と着心地が追求されています。この生地は通常、スーツ地などに使われるもので、織りの密度が高く、シワになりにくいのが特徴です。家庭でももちろん洗濯できますが、ウールには防臭機能があり、1日着用した程度であれば消臭スプレーをかけて陰干しすれば良いので、毎回洗濯をする必要はありません。

・デザイン
コラボシャツは「スーパーメリノアートシャツ」と名づけられているように、前身頃にある黒い丸のアートが引き立つデザインになっています。これは、ヘラルボニーが契約している作家の佐々木早苗氏の作品が使われています。

・刺繍ワッペン
アートシャツの胸元にはヘラルボニーのブランドロゴが刺繍されています。尾州ウール産地で刺繍加工を手がける株式会社ラカム(本社:愛知県一宮市、代表取締役:浅見孝重、以下:ラカム)の「刺繍ワッペン」が使われています。シャツにそのまま刺繍をすると、裏側に糸が出て、着用時にチクチクしてしまいますが、ラカムの技術によって、着心地が良いまま、ロゴに高級感のある仕上がりとなっています。

■「sitateru CLOUD」活用の概要
今回、職人技の高い複数の企業が集結し、関係者がとても多い中で、シタテルはアパレル業務の生産ワークフローを改善するクラウドサービス「sitateru CLOUD」を通して生産を支援いたしました。シタテルのサプライヤーネットワークから最適なパタンナーをはじめ、その他関連するサプライヤーの紹介を行い、資材の調達、縫製、検品まで、あらゆる工程を「sitateru CLOUD」上で行いました。さらに、サプライヤーやパタンナーなど複数の関係者とのコミュニケーションをデジタル化することで、業務の管理・見える化や、サプライチェーンの最適化を実現し、生産性が高く、効率的でスムーズな生産が実現いたしました。
今後もシタテルでは、「sitateru CLOUD」を通してサプライチェーンを革新することで、「衣服・ものづくり」をオープン化し、「経済性」と「社会性」の両立した業界に変革してまいります。