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【プレスリリース】「sitateru CLOUD」上で 生地・繊維製品を大手検査機関が国際基準で検査〜品質表示構成もクラウド上での発注が可能に〜

シタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野秀和、以下シタテル)が開発、提供する、衣服・ライフスタイル産業が抱える社会課題を解決するクラウドサービス「sitateru CLOUD」上で生地や製品の検査を実施することが可能になりました。今回、大手検査機関5社との取引が可能となり、あらゆるブランドが衣服・ライフスタイル製品を生産する際に、「sitateru CLOUD」上で国際的な品質水準を担保することができます。

取引可能になった検査機関は、一般財団法人カケンテストセンター(本部:東京都中央区、理事長:寺坂信昭、以下カケン)、一般財団法人ボーケン品質評価機構(本部:大阪府大阪市、理事長最高経営責任者:吉田泰教、以下ボーケン)、一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(本部:東京都港区、理事長:山中毅、以下QTEC)、一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(本部:東京都台東区、理事長:駒田展大、以下ニッセンケン)、一般財団法人ケケン試験認証センター(本部:東京都文京区、理事長:本所寛、以下ケケン)、の5つです。

■検査機関を利用するメリット

検査機関は、衣服・ライフスタイル製品に対して、国内外の様々な法規制や認証制度(※)の基準を満たすことを証明するための検査を実施します。メーカーはこの検査をクリアすることによって、第三者から認証を受けることになり、消費者に対して製品の信頼性を高めることが可能になります。

また一般的に、大手ブランド以外は検査機関を利用する機会が少ないですが、「sitateru CLOUD」を活用することで、手軽に検査機関と繋がることができるため、消費者が安心して使える製品を生産することが可能になります。

※海外の検査基準についてはご依頼時にご相談させて頂くことがございます。

■その他の新機能

検査機関がサプライヤーとして「sitateru CLOUD」へ登録されたことにより、繊維製品の品質表示構成もクラウド上で発注することが可能になりました。

繊維製品は家庭用品品質表示法により品質表示を付けることが義務付けられています。この法律には事業者が表示すべき事項や表示方法が細かく定義されており、この規定に則って各メーカーは1製品ずつ品質表示の内容を作成する必要があります。しかし、中小ブランドにとってはリソースが限られている中で、各項目を算出したり、法改正などの知見を常に担保することは難しく、生産活動においてネックとなっていました。

しかし今回、品質表示構成を「sitateru CLOUD」上において、検査機関へ発注することが可能になり、ブランドは製品の生産において、生産効率を高め、よりクリエイティブなことへ時間を投資することが可能になります。

今後もシタテルでは、「sitateru CLOUD」を通してサプライチェーンを革新することで、「衣服づくり」のオープン化を目指してまいります。また、在庫を破棄しないサステナブルな仕組みを通じ、新たな衣服・ライフスタイル産業の未来を築いてまいります。