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【プレスリリース】シタテルが宿泊施設の館内着に関するアンケート調査を実施

衣服・ライフスタイル製品のデジタル生産プラットフォームを提供するシタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野秀和、以下「シタテル」)は、宿泊施設で働くスタッフを対象に、来客が着用する「館内着」に関する実態調査を実施しました。

■調査背景

訪日観光客の増加を背景に、宿泊施設にはこれまで以上に多様なニーズへの対応が求められています。単なる「宿泊の場」ではなく、地域や施設の世界観を体験する空間として、滞在の質を高める取り組みが重視されつつあります。

こうした流れの中でも、来客が館内で着用する「館内着」は快適性や機能性に加え、施設の印象や満足度にも影響を与えるツールのひとつとして注目が高まっています。

そこで今回、宿泊施設で実際に働く方々を対象に、館内着に対して現場で感じていることや、改善点についてアンケート調査を実施しました。日々ゲストと接する方々の声を通じて、「館内着」のあり方を見直し、より良い体験の実現に貢献することを目指しています。

■調査サマリ

・6割以上の施設が館内着は既製品を利用していると回答
・35%以上のスタッフが、勤務先の館内着についてデザイン性に課題があると回答
・「インバウンドのお客様に向けた館内着の刷新・導入」について、3割以上が興味があるとの声
・半数以上が「館内着を施設のブランディングや体験価値の向上アイテムとして活用したい」と回答
・今後、館内着には「着心地のよさ」や「おしゃれなデザイン」を重視したいとの回答が上位

■館内着に関する実態調査の結果

①6割以上の施設が館内着は既製品を利用。

「Q.お勤めされている施設の来客用館内着のタイプを教えてください。」と質問したところ、「既製品」が64%、「フルオーダー」が25%という回答となりました。

②35%以上のスタッフが、勤務先の館内着についてデザイン性に課題があると回答。

「Q.館内着に関して、課題だと感じる点を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「デザイン性が乏しい」「着心地や素材感がイマイチ」という回答が上位となりました。

③2割以上が今後、館内着を改良したいと思っている。

「Q.来客用の館内着について、配慮・工夫していることがあれば教えてください。(複数選択可)」と質問したところ、「着心地の良さ」が21.7%、「いまはないが、今後考えたい」が20.8%という回答となりました。

④「インバウンドのお客様に向けた館内着の刷新・導入」について、3割以上が興味があるとの声

「Q.インバウンドのお客様に向けた館内着の刷新・導入に興味はありますか。」と質問したところ、「強く興味がある」が12.5%、「少し興味がある」が20.8%という回答となりました。

⑤半数以上が「館内着を施設のブランディングや体験価値の向上アイテムとして活用したい」と回答

「Q.館内着を施設のブランディングや体験価値の向上アイテムとしてもっと活用したいと思いますか。」と質問したところ、「強く思う」が16.7%、「やや思う」が34.2%という回答となりました。

⑥今後、館内着には「着心地のよさ」や「おしゃれなデザイン」を重視したいとの回答が上位

「Q.今後、館内着に求める要素として特に重視したいものを選んでください。」と質問したところ、「着心地のよさ」が51.7%、「おしゃれなデザイン」が31.7%という回答となりました。

本調査から宿泊施設で働くスタッフが、館内着に対して課題意識を抱きながらも、改善の可能性を見出していることが明らかになりました。着心地やデザイン性といった基本的な機能だけでなく、インバウンド対応や滞在の質の向上など、館内着への複合的な期待が高まっています。

館内着は単に「宿泊時に部屋で着用する備品」ではなく、施設の個性や魅力、そして宿泊体験を形づくる要素として捉えられつつあることが、今回の調査から読み取れました。

今後もシタテルではこれまで培ったものづくりの知見とプラットフォームを活用し、施設の世界観や課題に寄りそった館内着の提案を通じて、業界の未来を築いてまいります。