お知らせ

【プレスリリース】バーチャルストアを展開するchlomaが「sitateru CLOUD」導入、難易度の高いアイテムをクラウド上で生産

シタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役:河野秀和、以下シタテル)はchloma(デザイナー:鈴木淳哉、佐久間麗子)が、衣服・ライフスタイル産業が抱える社会課題を解決するクラウドサービス「sitateru CLOUD」を活用し、生産難易度が高いアイテムをクラウド上で安定的に生産開始したことをお知らせいたします。

これにより、バーチャルファッションを活用し、新たな取り組みに充てる時間を拡大させる予定です。

「sitateru CLOUD」導入の背景

chlomaは2011年にデザイナーの鈴木淳哉氏と、佐久間麗子氏が立ち上げたファッションレーベルです。「リアルと画面の中の世界を境なく生きる現代人のためのファッションブランド」というコンセプトを立ち上げ当初から掲げています。設立当初は抽象的にしか伝えることができないコンセプトでしたが、コロナ禍を経て、取り巻く環境が大きく変化し、バーチャル空間でファッションを楽しむことが身近になりました。

一般的に、現在バーチャルファッションとして展開されているものは、仮想空間でしか着用できないものも多く存在します。しかしchlomaでは「バーチャルの世界もリアルの世界も地続きであり、価値観を共有することができる」という考えのもと、バーチャルでもリアルでも楽しめるファッションを提供しています。

そのような状況の中、こだわりの定番アイテムを生産しようとした際、自身でサプライヤーを探しましたが、デザインが複雑で生産の難易度が高く、断られることがありました。バーチャルファッションの普及で、海外のファンも増え、安定的に量産できる体制の構築が急務でした。

「sitateru CLOUD」導入の概要

「sitateru CLOUD」の導入により、アイテム生産において大きく2点改善されます。

まず1つ目は、生産を依頼する工場を効率よく見つけることが可能です。「sitateru CLOUD」に登録すると、約1,900社のサプライヤーとつながることができるため、複雑なアイテムであっても品質高く生産できるサプライヤーと簡単に取引を開始することができます。これにより、定番アイテムを安定的に生産する体制が構築できます。

2点目は、生産管理工程が効率化されます。今回「sitateru CLOUD」を導入することで、仕様書や発注書など各書類の最新版が常にクラウド上に格納されているため、探す手間やコミュニケーションコストが削減でき、業務が大幅に効率化されます。

今後もシタテルでは、「sitateru CLOUD」を通してサプライチェーンを革新し、「衣服づくり」のオープン化を目指してまいります。また、在庫を破棄しないサステナブルな仕組みを通じ、新たな衣服・ライフスタイル産業の未来を築いてまいります。