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アパレル業界の業務効率化やリモートワーク対応を可能に。 DXを支援する衣服生産管理サービス「sitateru CLOUD」リリース ~1,000社のサプライヤネットワークを活用した、複数拠点化によるリスク分散も推進~

2020年4月27日

人・しくみ・テクノロジーで衣服の価値を変えるシタテル株式会社は、アパレル事業者向けに、クラウドを用いたデジタル衣服管理ツール「sitateru CLOUD(シタテルクラウド)」をリリースいたします。
 
本サービスを活用することで、衣服生産の管理や工場とのコミュニケーションをデジタル化することができ、業務の効率化やリモートワーク対応など、サプライチェーン全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することができます。また、本サービスはシタテルが連携する約1,000社のサプライヤとも直接取引を行うことが可能となっており、アパレル事業者のサプライヤチェーンの分散化にも寄与します。コロナ禍により、工場を複数拠点化しリスク分散させることの重要性が高まっているなか、本サービスはアパレル事業者の持続可能な事業基盤の構築を支援します。

サービスリリースの背景

アパレル業界は、ブランド事業者、縫製工場、資材メーカー、仲介業者など、様々なプレイヤーがひしめく多重構造化された業界です。それぞれの業務はアナログ的に管理され、属人性が強く、リモートワークや担当者以外の対応は困難を極めています。また、コミュニケーションの手段は電話、FAX、メールなどと分散しており、コミュニケーションに起因よるトラブルは後を絶ちません。
 
シタテルは、人・しくみ・テクノロジーで衣服の価値を変えることをミッションとして掲げており、デジタル化の遅れたアパレル業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)と、災害・天災などの有事の際にも役立つ分散化したサプライチェーンの構築を推進するために、本システムを開発いたしました。
 
アパレル業界が抱える課題(例)
 
<アイテム管理における課題>
・各種データ(仕様書、パターンデータ等)をオフライン(各自のPC内や、紙の状態)で保管しており、必要な時に使えない。
・会社に出勤してPCを立ち上げないと業務ができない。
・担当者が不在の場合、状況や情報が把握できず、代理対応できない。
 
<コミュニケーションにおける課題>
・電話、FAX、メール、SNSなど連絡方法が統一されておらず、情報が分散してしまう。また、やり取りの過程で、複数アイテムの話が混ざってしまう。
・やり取りの履歴が残っていないため、言った・言わないのトラブルが発生してしまう。
・資料をメール等で受け渡すことにより最新版の管理が困難となり、取り違いが発生する。
 
<サプライチェーンの課題>
・仕入先の事業継続性に不安があるが、代替の仕入先がない。
・直取引を増やしたいが、仕入先の開拓が進まない。
・アイテムの幅を広げたいが、現状のコネクションでは限界がある。
 
 

サービス概要

「sitateru CLOUD」には、あらたなバリューチェーンの構築に際して、アパレル業務を最適化する新機能が段階的に実装されていく予定です。今回ご提供する機能は「ダイレクト取引」機能であり、ブランド事業者とサプライヤがシステムを介して直接取引をおこなうことができるものです。具体的には、下記機能を備えています。
 
<主な機能>
・アイテムデータと生産スケジュール一元管理
クラウド上ですべてのデータを管理でき、サプライヤと常に同じ情報を見ながら生産を進めることができます。
 
・アイテム単位ごとのチャット機能
すべての情報をアイテムと紐づけて管理できるため、品番の認識違いが発生しません。テキストによるコミュニケーションのほか、画像データのやり取りにも適しています。
 
・スマートフォン対応
外出先、出張先、自宅など、場所を選ばずに状況の確認や連絡を行えます。
 
・サプライヤの拡充
豊富なサプライヤネットワークから、新たな縫製工場などへ直接アクセスできます。

※本サービスの料金体系は、システム利用料のみとなっています。ユーザーに対してはシステムヘルプデスクを設けているほか、様々なお困りごとに対するサポートにも対応しています。
 
 

持続可能な社会の実現に向けて

シタテルと連携する様々なサプライヤと同一形式でコミュニケーションを取ることができる本サービスは、リスクヘッジの観点から急務となっている分散化したサプライチェーンの構築を推進し、アパレル事業者の持続可能な事業基盤の構築に寄与します。
 
また、本サービスの特徴として中間業者を省略できる側面がありますが、商売倫理を優先しつつ直接取引が実現した場合、大幅な原価低減に繋がります。在庫ロス等の問題から利益が限定されてしまうアパレル事業者にとって、財務状況を改善することで事業の持続可能性を高めることにも繋がります。
 
さらに、本サービスはアパレル事業者だけではなく、商社やOEMメーカーなどの中間業者、およびサプライヤの業務改善や持続可能性も支援します。
 
特に縫製工場は中小零細企業が大半を占め、事業のデジタル化を推進しようにも新規投資が難しいのが現状です。また、スタッフの高齢化が進み、デジタルツールを活用できないまま、非効率な状態で業務を運営し続けているケースが多く見受けられます。
本サービスは導入費用がかからないため、システム投資等の莫大な新規投資を行わずに、業務のデジタル化を推進していくことが可能です。
その他、アパレル事業者が新規取引先の開拓ツールとして本サービスを利用することから、サプライヤにとっても自社の特性に合致した新規案件の獲得が促進されます。
 
サプライヤにとっても、売り手の分散による依存軽減、安定した売上確保、安定生産を実現することで、事業の持続可能性を高めることができます。
 
シタテルは「sitateru CLOUD」により、製造業の小規模事業者がバリューチェーン及び市場へのアクセスを拡大させることや、労働集約的産業の生産性向上などを目指している、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組みを推進してまいります。
 
 
<参考>
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)
 
8.2
高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。
 
9.3
特に開発途上国における小規模の製造業その他の企業の、安価な資金貸付などの金融サービスやバリューチェーン及び市場への統合へのアクセスを拡大する。
 
(SDGs 169のターゲットから一部抜粋)